福岡徳洲会病院(福岡県) 日本医療薬学会認定薬剤師 九州大学卒

日本医療薬学会認定薬剤師を目指したのはなぜ?

医療は日々進歩しています。新薬もたくさん出てくるので、学会や研修会などで常に新しい情報を把握しなくてはなりません。わたし自身もこれまでさまざまな学会に参加して発表してきたので、そうした成果を見える形で残したいと、認定を取得しました。日本医療薬学会の認定は論文の投稿などの条件もあり厳しいけれどその分、取得できたときには大きな喜びがありました。

わたしの目標

  • DI( Drug Information)データベースの構築(質疑応答や書籍管理など)
  • 積極的な学会参加(2年に1回は部門で1演題を発表)
  • 病棟業務の充実(新人でも服薬を指導しやすい環境の整備)

就活中の皆さんへ

病院薬剤師の業務は広範囲にわたります。特に2012年の診療報酬改定で「病棟薬剤業務実施加算」が新設されてからは、薬剤師のニーズが病棟でも高まっています。徳洲会グループでは病院同士の連携もあるし、他職種と関わる機会も多く、非常に勉強になります。

先輩の 1日を見てみよう!

  • 7:30~ 出勤 早めに出勤して、この日の退院患者さんを把握し、退院時にお渡しする書類を作成。
  • 8:30~ 朝礼 当直者から申し送りを聞きます。この日の予定や入退院される患者さんの人数などはここで把握。
  • 9:00~ 退院時服薬指導、初回面談 退院時にお渡しする薬について説明。前日に入院した患者さんを中心に、薬歴や副作用などの情報を収集したり、入院時の薬物療法について説明したりもします。
  • 11:00~ 外来調剤 外来業務担当者をフォロー。処方せんが最も多く発行される時間帯なので、ミスのないように集中しなくてはなりません。
  • 12:00~ 昼食 仕出しの弁当を食べたり院内のコンビニで弁当を買ったりすることが多いですが、たまに持参することも。院内の食堂では300円で定食を食べられ、たくさんの職員が利用しています。
  • 13:00~ 服薬指導、指導記録、病棟業務 初回面談や術後の患者さんへの服薬指導を午前に続いて行います。それが終わったら電子カルテに指導記録を入力したり、主治医や担当看護師に申し送りの電話を掛けたり。救急カートや病棟ストック薬などの期限もチェック。
  • 16:00~ 薬剤の使用状況の確認、問い合わせ対応 入院患者さんの薬剤の使用状況を電子カルテで確認。必要があれば主治医や担当看護師に情報を提供します。医師、看護師など医療従事者から質問を受けることもあり、適宜対応します。
  • 17:00~ 薬剤部の終礼 病棟業務中に受けた質疑への応答やプレアボイドなども報告。