札幌南青洲病院(北海道) 緩和薬物療法認定薬剤師 北海道医療大学卒
緩和薬物療法認定薬剤師の仕事って?
レベルアップにつなげようと資格取得を目指しました。わたしの仕事は、終末期のがん患者さんが訴えるさまざまな苦痛の変化を早めに感じ取り、予測し、症状をすぐに緩和できるよう、最適な薬を提案すること。薬の専門家としての立場から、その人らしく最期まで過ごせるよう患者さんをサポートします。人生の最期の迎え方は人それぞれです。1つとして同じケースがなく、だからこそ難しい。でもそれがやりがいです。
わたしの目標
- 「北海道で緩和ケアを学ぶなら札幌南青洲病院」と言われたい
- 他施設の薬剤師と共同で緩和ケアの臨床研究に取り組みたい
- 緩和ケア外来の患者さんにも、入院患者さんと同じくらいじっくり関わりたい
就活中の皆さんへ
就職したときは、まさか自分が数年後、終末期のがん患者さんのケアに携わっているとは想像もしていませんでした。自分の進路を決定付けるきっかけや、大きな影響を受ける人との出会いは、どこで働いていても必ずあると思います。まずは、入職した医療機関でどの分野に配属されても、その分野のスペシャリストになるくらいの気持ちで頑張ることが大切だと感じています。
先輩の 1日を見てみよう!
- 8:00~ 出勤 全病棟で処方されているオピオイドの投与量などを電子カルテでチェック。その後、気になる患者さんの前日の様子を夜勤の看護師から聞き取るため、病棟を回ります。
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朝礼後
ホスピス病棟で朝のカンファレンスに参加します。医師、看護師はもちろん、臨床心理士やソーシャルワーカーも参加するので、患者さんの多面的な情報を共有できる貴重な時間です。わたしたち薬剤師も、薬物療法関連の検討事項を伝えたり、意図が不明な処方などについて医師から情報を引き出したりします。
- 10:30~ 外来調剤、持参薬鑑別など 外来調剤、監査、交付窓口など外来業務担当をフォローしたり、入院患者さんの持参薬を確認したりします。
- 13:00~ 昼食
- 14:00~ 一般病棟の薬剤管理指導業務や外来業務担当のフォローをします。
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16:00~
緩和ケア科の患者さんのための院内製剤、薬剤管理指導 記録の作成などを行います。
- 16:30~ 帰宅 入院調剤や外来調剤など、残りの業務を皆で終わらせ帰宅します。