
徳洲会グループは全国に72病院を展開し、「生命だけは平等だ」の哲学の下、「いつでも、どこでも、誰でもが最善の医療を受けられる社会」を目指して救命救急医療はもちろん、慢性期医療、予防医療、さらには先進医療や臨床研究に至るまで、あらゆ る患者様の要望に応える医療を実践してきました。
その中で薬剤師は、チーム医療の一員として、服薬指導や持参薬管理などの病棟業務、がん化学療法、TPN混注、在宅薬物療法、自己注射指導、感染対策、栄養管理、TDMなど、皆さんが大学で学ぶ内容はもちろん、急性薬物中毒処置、医療安全対策、災害医療支援、治験、臨床研究など、医療の現場で薬剤師の職能を生かせるあらゆる分野に、一歩先を見すえて積極的に取り組んでいます。
また、臨床業務研究会、中毒研究会、糖尿病研究会といった 研究活動、褥瘡委員会、リスクマネジメント委員会、NST委員会、 教育研修委員会といった委員会活動、新入職研修会、中間研修会などの研修活動を通じて、グループ全体の薬剤師の技術・ 能力の向上、情報の共有に取り組んでいることが、全国のどの病院でも幅広い業務を展開できる原動力になっています。病院単独では解決が難しい問題でも、グループ700人の薬剤師が互いに知恵を出し合って協力すれば、新しい道が必ず開けます。
このように、人的交流が盛んで仲間意識がとても強く、北海道から沖縄まで遠く離れていても、常に一体感を持つことができるの が、徳洲会グループで働く薬剤師の最大の特徴です。
この「薬剤部ナビ」は、都市部の巨大な病院から離島の小さな病院まで、全国の徳洲会グループの病院の薬剤部と、そこで活躍している個性あふれる薬剤師の面々を紹介したものです。皆さんの心をつかんで離さない病院がきっとあるはずです。働いてみたい病院、インターンシップを体験したい病院を、この冊子を参考に見つけていただければ幸いです。
薬剤部会長 高橋 智(たかはし さとる)