宇治徳洲会病院(京都府)
治験・臨床研究のやりがい、腐心していること
医療の現場は研究の場でもあります。「新薬の効果はどうか」「現在の治療法に意味があるのか」「最良の治療法はどれか」…。これらの疑問の答えを見いだそうと日々、さまざまな研究が行われています。わたしは、治験や臨床研究の仕事を通じてこれらを証明することの難しさと面白さを実感しています。
わたしの目標
- 臨床現場のさまざまなクエスチョンをテーマに置き換え証明するような研究部門で活躍する
を達成するため生物統計などの 専門知識を使いこなせるようになる
- 一男一女の子育てにも奮闘する
就活中の皆さんへ
薬剤師は技術職でありながら、薬の働きという本来、目には見えないものを取り扱うこともあり、ほかの医療職種に比べて手に職が付く感覚の持ちにくさを感じています。それゆえに、薬剤師とはどのような仕事を専門とするのか、皆さんにはイメージしにくいのではないでしょうか。できる限り多くの現場を見て、できる限り多くの先輩たちと直に触れ合うことをお勧めします。
先輩の 1日を見てみよう!
- 8:00~ 出勤 新規治験のスタートアップミーティングの事前準備をします。
-
8:30~
スタートアップミーティング
新規の治験開始時には、実施診療科のカンファレンスで説明会を行います。
-
10:00~
被験者対応
治験に参加中の患者さんと診察前にコンタクトを取ります。
治験薬の服用状況、有害 事象の有無などを確認します。その後、治験特有検査の実施や院内検査の案内などを行い、最終的に医師の診察まで立ち会います。診察時には、治験に関する内容について医師をサポートします。 -
12:00~
昼食
10階の院内食堂でしばし休憩です。
- 13:00~ 書類作成 午前中の被験者対応で実施した内容を治験用カルテに記録します。
- 14:00~ 候補者スクリーニング 実施中の治験の参加基準に合致する患者さんを診療カルテからリストアップします。そのリストを基に、参加の是非を各担当医と相談します。
- 15:00~ 施設調査 新規に試験を受託するにあたって、製薬会社の担当者が医療機関の適正を判断するため聞き取り調査に来ます。この調査に医師と参加し、実施の可否を双方で検討します。
- 16:00~ 翌日の準備 治験参加中で翌日に来院する予定の患者さんへ事前に連絡します。治験薬を回収する旨を伝え、特殊検査がある場合には当日までの順守事項などを説明します。